Google Chart APIで、Webページに数式を表示させる。

はじめに

Webページで数式を表現するときは、いつも悩まされる。
y=2x²+1
程度であれば、htmlのタグを駆使して何とか表現できるが、積分記号やリミット、分数となるとお手上げになってしまう。
画像ファイルで数式を貼り込んでしまうと、htmlの文章としての意味を失ってしまうのでどうかとも思う。
そこで今回は、Google Chart APIを使って、LaTeX記法で記述した数式を表示させることとした。

使い方

使い方は簡単で、imgタグのsrc要素でhttp://chart.apis.google.com/chart?cht=txを指定、これ以下の部分でLaTeX記法で数式を記述すればいい。
例えば以下のように記述した場合

<p><img src="http://chart.apis.google.com/chart?cht=tx
&chl=\phi=\frac{1}{2}erfc\(\frac{z}{\sqrt[]{2Dt}}\)" />

上のように表示される。
仕組みは簡単で、GETメソッドを使ってGoogleへLaTeXで記述した数式を送ると、画像ファイルにして送り返してくれる。

注意

ここで一つ注意がある。”＋”はURLパラメータで予約されている文字列なので、普通に＋と書くと表示されない。
”＋”を表現したい場合、URLエンコード文字列形式の%2Bを使う必要がある。

まとめ

以上のようにGoogle Chart APIを使うとWebページに簡単に数式を入れることができる。
Googleありがとう！

LaTeX記述で参考にしたWebページ

LaTeXコマンドシート一覧
http://www002.upp.so-net.ne.jp/latex/