MySQLの自動起動設定 chkconfigコマンド

MySQLyumでインストールした後、実際に起動するときは

# /etc/init.d mysqld start
とコマンドを叩いている。しかし、これはLinuxを再起動すると、もう一度このコマンドを叩かないとMySQLが起動しない。この備忘録は、Linuxが起動すると、自動的にMySQLサーバーも起動するように設定する方法をまとめる。


chkconfigコマンド

chkconfigコマンドは、起動スプリクトを管理するディレクトリの配下にあるシンボリックリンクファイル(実態は/etc/init.d)の操作を行う。



$PATHの設定

では早速このコマンドを叩いて、設定を試みる
# chkconfig mysqld on
bash: chkconfig: command not found
どうやら、そんなコマンド無いとバッシュに怒られてしまった。

シェルがコマンドを探しに行くディレクトリを追加してやる必要がある。これはPATH変数で指定することができる。PATH変数はカーネルがコマンドを検索するディレクトリが設定されていて、複数のディレクトリを設定できる。

ちなみに echo $PATH で確認できる。

# echo $PATH
/usr/kerberos/sbin:/home/daq/bin:/usr/kerberos/bin:
/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/X11R6/bin:
/usr/local/root/bin

PATHの追加は:で連ねて書くことができるので、現在のPATHにつなげるように書く。

# PATH=$PATH:/sbin
これで、PATHの追加ができたはずだ。

試しにechoで確認してみる。

# echo $PATH
/usr/kerberos/sbin:/home/daq/bin:/usr/kerberos/bin:
/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/X11R6/bin:
/usr/local/root/bin:/sbin
最後に/sbinが追加された。



MySQL自動起動設定

ちょっと寄り道をしたが、本題の自動起動設定を行う。chkconfig <名前> on で設定することができる。確認は --list <名前>


# chkconfig mysqld on
# chkconfig --list mysqld
mysqld 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off

1から5までがonになっていれば問題ない。