Linuxをインストールするとき、GUIが使えない場合の対処法。
はじめに
互換性の問題で、古いバージョンのLinuxを入らなければならないことがしばしばある。最新のGPUを搭載したマシンに古いLinuxをインストールする場合、GPUのドライバーが無いのでコンソールベースのGUIでインストールすることとなる。インストールが終了した後もCLIベースの操作となってしまう。単にサーバーとして使いのであればCLIだけでも問題ないが、普通に使うにはやぱりGUIが必要となってくる。
このエントリーは、Linuxのインストール後にGUIを動かすところまでの備忘録をまとめる。
Linuxインストール
Linuxのインストールでは通常洗練されたGUIで行うことができるが、グラフィックドライバがない場合コンソールベースのGUIでインストールすることとなる。とりあえずまずはOSをインストールする。この際にネットワーク設定も済ましておく。Xwindowのインストール
OSインストールが終わってみると、Xwindow関連のパッケージは一切入っていない。yumで最新のパッケージをインストールする。ついでにアップデートもかけておく。# yum update # yum groupinstall "X Window System" "GNOME Desktop Environment"
沢山のパッケージをダウンロードしてくるので、結構時間がかかる。
これで、
# startx
などすると、GUIが表示されるはず。ただし、環境によってはエラーが吐かれることがある。ちなみに私は以下のようなエラーを吐かれた。
<<<中略>>> XIO: fatal IO error 104 (Connection reset by peer) on X server ":0.0" after 0 requests (0 known processed) with 0 events remaining.
設定ファイルの自動認識
Xをインストールしただけでは、設定が不完全なので立ち上がらない。まずは設定ファイルを自動認識で作成してもらう。# X -configure
これだけでは立ち上がらないので、さらなる設定が必要である。
# setup
を叩くとコンソールベースのGUIが出てくるので、XwindowSystemを選択して適当に設定する。
これが終わった後に
# startx
すると、晴れてGNOMEのデスクトップ環境が立ち上がってくる。